もしも叶うならば
死ぬ前に食べたいものの
ひとつに加えたいほど
母が作るお好み焼きが
好きでした。
母の死期が近づくのを
感じたある日
なぜか使命感のようなものに駆られ
レシピを尋ねました。
すると
「小麦粉、長芋、ほんだし、卵、水
を適当に混ぜるだけ。」
とアバウトな答えが
返ってきました。
ただひとつ
お好み焼きソースではなく
とんかつソースを使うのが
甘いのが苦手な母の
こだわりでした。
母が亡くなってからは
命日に焼くと決めて
先日
4年目のお好み焼きを
焼きました。
教えられた通り
分量は適当ですが
今まで一番上手く
ふわふわカリカリに
焼けました。
頬張りながらふと
母のお好み焼きが
好きだった理由について
考えました。
味はもちろんですが
親戚や友達が集まった時に
よく焼いてくれて
みんなで食べたことが
楽しかったこと
みんな美味しいと
喜んでくれて
誇らしく思っていたこと
その嬉しい時間が
好きだったということに
気づきました。
これからは
私のお好み焼きも
色んな人に食べてもらいたいなと
思いました。
最近は
自分流に具をアレンジして
母のスタイルから
変化しているけれど
ソースだけは
これからも
トンカツソースを
使います。
追伸:
昨年の命日に書いたブログ
当時反響が大きかったので
再度シェアします。
散骨に興味がある人は
読んでみてくださいね。
それでは
毎日蒸し暑いですが
冷たいものを
摂りすぎないように
どうかお元気で
お過ごしください。
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kaiko (土曜日, 06 7月 2024 01:43)
おとといちょうど、不思議と明日香さんの作るたこ焼きってどんなだろう、食べたいなあとちょうど思っていました。お母様、恵美子さんのつくられるお料理背景やきっとこの花好きだろうなも思っていました。とてもステキなお母様ですね。見守っておられると思います。ほんまトンカツソースやでって。